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『源平盛衰記図会』
穐里籬嶌:作 西村中和・奥文鳴:画(寛政12年刊行)

「図会物(絵入り本)」で大人気の穐里先生が今度は軍記物を刊行!ただの平家物語じゃないラストで面白い事間違いなし!
…と言ったかどうかわかりませんが、江戸期に出たライトノベルです。

源平盛衰記をベースにしたライトな文章と、軽妙なイラストが満載!なんですが
そのライトなイラストも、現代人にはちょっと分かりづらいので、マンガのコマに切って多色刷りみたいに色をつけたら見やすくなるかなー…と思って昔、実験的に作ったのが↑コレ。

実際は見開き一画面にこの一連のストーリーがザーっと描いてあるんで、読み方がわからないと「絵が細かいんだなあ…」という感想だけで終わってしまいそう。
初めて少女マンガを読むと馴れないヒトは「次にどのコマ見りゃいいの!?」となる、あのカンカクに近いんじゃないかなあ。
だんだん馴れてくると、実にいろんなシーンがマンガとして描かれてるのが見えてくるので、ある意味ラノベとマンガの融合というか、やっぱ江戸時代の作家すっげ!と思います。

←小さくてスミマセンが、元絵見開き。


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