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「源平≒ガンダム」(源平合戦とガンダムは似ている)という
ダメな比較考証やってみた。


発端は、ガンダム好きの友人に平家物語の話をアツく語る際に、いちいち「ガンダムのこのシーン似てる」とか、「ガンダムだとこの人」とか、「ガンダムだとこういう意味」と変換して説明していたら、これがけっこうハマる事に気がついたところからです。もちろんハマらない事も多いのですが、そんなの当たり前という前提で読んでいただけるとアリガタイです。

残念なのはガンダムと平家物語をよく知らない人にとっては全く何のコッチャか全くわからないところ。

興味持てる方があればどぞ。

◆其の弐 <Zガンダム>


● ● ● ●第五夜 ● ● ● ●

実はスペースノイドが源氏だった。

なんのこっちゃ?というタイトルですが、ここからが本編のような…?今夜は世界観について考えてみます。
さて、スペースノイドとは、宇宙に移民した人々のことで、主に「コロニー」(月も含まれる)に生活の場を求めました。
それがどういうことかといいますと、


ここで逆転


なぜなら
ジオン公国こそがスペースノイドだから。


ジオン=スペースノイド=源氏。


第一夜でさんざん『白=連邦軍』『赤=ジオン軍』みたいだ!と言っておきながら、です。


そしてここからはファーストガンダムにおける主人公・アムロの視点から見た敵と味方、という二元的世界から、時代はZ(ゼータ)ガンダムへと移り変わります。


では何故ジオンが源氏なのか?

そもそも”サイド3”が、何故「ジオン公国」として地球連邦に対して宣戦布告を行ったか?という理由を考えてみました。
以下は フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の「一年戦争」の項から引用。

◆背景
宇宙世紀元年以降、人口爆発の解決策としてスペースコロニーへの移民が行われ、一年戦争開戦前までの時点で総人口110億人のうち約半数がスペースコロニーに移住していた。
しかし、宇宙世紀も半世紀に達する頃には移民熱は薄れ、地球連邦政府は地球に留まったままであり、宇宙移民へ重点をおくことはなかった。これに対し、スペースノイドと呼ばれる宇宙移民たちの間には、地球連邦の特権階級が地球を私物化し自分たちを支配しているという不満が鬱積していた。
これに応えるかのようにサイド3では、思想家ジオン・ズム・ダイクンが現れ、スペースノイドの間から「人類の革新『ニュータイプ』が生まれる」と説き、コロニー群の一つで月の裏側に位置するサイド3の独立運動を行った。ジオン・ズム・ダイクンは志半ばで変死(毒殺説濃厚)し、代わってデギン・ソド・ザビがサイド3をジオン公国として成立させる。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

そしてついに、
宇宙世紀0079年1月3日に地球連邦政府に対して、完全な独立を求めて宣戦布告。

と、独立戦争を起こし、これが後に「一年戦争」と呼ばれる事になる。


どうでしょう?この図式は、平家物語の事の始まりである、一部の貴族達や寺社にいいように地権や税において弄ばれ苦しむ地方の民(その代表として地方武士団)と、その憤懣は似てなくはないのでは?


「政治権力からの圧力と地行不安を抱える地方武士団(平家物語)」と、「地球連邦政府による重税等の圧力と植民地化に不満を持つ宇宙移民者(ガンダム世界)」という図式は、ピッタリとはいきませんが、なんとなく通じるものがある。


再度書きますと
「ジオン≒源氏」なのです。なんかイメージ違う!とお思いでしょうが、これを覚えておいてください。


■補足:「平家物語」の背景
混乱を避けるためにあえて書いてない事もあります。
中世世界では
・「荘園制度」という悪法を嵩に着た一部貴族と、無縁社会を築き「強訴」に出る寺社と悪僧、そして天皇と法皇の抗争による政情不安
極論をいってこれが元々の「悪」で、これに対抗するのが「平家(軍事貴族)」。
#勿論、はじめは「平家」も天皇と法皇との抗争の道具同然だったのが、清盛の立ち回りの上手さで、ついには法皇に牽制をかけられるほどになるのです。
ここまでは平家も「スペースノイド」側の立場にあったのです。←コレ実は重要!

しかし力を持ちすぎた「平家」はやがて栄華に慢心し、排除されようとする。
この独走態勢は万人に受け入れられる物ではなく、結局「以仁王の令旨」という大義で立上がった「源氏」をはじめとした地方武士団の連合軍に追い落とされる。
#この連合軍だって正義のもとにひとつになってる訳ではありません。



[目次にモドル]


● ● ● ●第六夜 ● ● ● ●

治承・寿永の争乱=「グリプス戦役」

さあ、ここからガツンとZガンダムの話を一気に書きますよ!
まずはグリプス戦役の予習を。

■グリプス戦役とは
グリプス戦役(ぐりぷすせんえき)は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』において描かれた架空の戦争・連邦軍同士による内乱である。連邦内部の軍閥であるエゥーゴとティターンズの戦いを軸に、終盤アクシズを交えて三つ巴で戦われた。「グリプス戦争」とも呼ばれる。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

そう、この
エゥーゴ×ティターンズ×アクシズの三つ巴で戦われた、というのが重要!

当サイトではよく源平合戦は「源氏×平家」ではなく「鎌倉×平家×木曽」だと豪語しているのですが、”ガンダマーに説明するのに最も適した情勢”がこのZガンダムの世界なのです。


賢い皆さんにはもうお分かりでしょうが、以下のような無理矢理変換できるです。

鎌倉源氏(+東国武士団)→エゥーゴ
平家(+官軍/西国武士団)→ティターンズ
木曽源氏→アクシズ(ネオジオン)

他に有効勢力として

連邦政府の『くさった』上層部→朝廷(後白河法皇はじめ甘い汁を吸う有力貴族)
山門/寺院→中立コロニー
奥州藤原氏→木星人(ジュピトリス)

図で説明してみると
【源平世界】


【Zガンダム世界】


こんなふうになります。



さてその根拠は?

地球連邦
は統一国家の中枢であり、これは朝廷で間違いないでしょう。

ティターンズ
は地球連邦軍内にジオン残党の追討目的で組織され、アースノイド至上主義とエリート思想を持つ軍事集団。一時は地球連邦軍の全権掌握するまでに勢力拡大するが、非人道的で強引なやり方が反対勢力を生み出す。
これが平家。

コロニー
はスペースノイドですが地球連邦に屈しているが積極的な協力もしない。これはムリっぽいこじつけですがこっちを山門(比叡山)をはじめとする悪僧・神人集団とします。もう少し言えば貴族や皇族といった有力荘園領主も含んでいいでしょう。本来ならもっと大規模な武力を持っている勢力にあてはめたいのですが、怒らせたら怖い(サイド3=ジオン公国の教訓)という意味もこめてv

木星人
は「木星帰り」と呼ばれる木星資源採掘船に属していた人々で、地球連邦に属すも、シロッコをリーダーとして独自の行動をとる。というわけで中央・鎌倉に強調姿勢をみせるも独自文化を築こうとした奥州藤原氏。

エゥーゴ
はティターンズのやり方に反発して出来たレジスタンス集団。スペースノイドの急進派や元地球連邦軍兵などで構成され、確固たる指揮系統はない。宇宙産業系企業の参加等で連邦と戦うだけの武力を持っている。Zガンダムにおける主役級のカミーユやクワトロ等の属していたのもエゥーゴで、搭乗していた強襲巡洋艦がアーガマ。敢えて言うならこれが義経一派であってもよいかと。カミーユもTV版じゃ死にはしないけど酷い事になってるしwww
当初エゥーゴはティターンズ打倒で動いていたためネオジオンとは敵対していなかったが、後のZZガンダムでネオジオンの地球圏制圧を阻止せんと動く。
この複合的組織が鎌倉源氏と北条氏をはじめとする東国武士団。

ネオジオン軍
=アクシズ、ジオン軍残党で結成され、ティターンズの本来の目標である勢力。ミネバというザビ家の遺子を祭り上げてジオン復興を目指す。これはかなり迷ったのですが、ここに木曽を持ってきました。北陸宮を擁護し、次の天皇に押し立てようとしたあたりは少し似ているかなと。エゥーゴとの関わりについても中立・和議決裂・討伐といったキーワードがしっくりきたのでこの構図に。


ああ、疲れた…


ここまで書いてきましたが、ガンダムと源平では、ご存知のとおり戦争経過も違えば結末も違います。

ただし「ティターンズ潰滅(平家滅亡)」や「エゥーゴの地球連邦軍正規部隊化(鎌倉の朝廷服属←うわべだけだが)」などピンポイントで見れば合致しなくもない点が出てきます。


[目次にモドル]


● ● ● ●第七夜 ● ● ● ●

敢えて言おう、この話はカスであると!

このタイトルの意味する所はあとで解る事として。

それでは、Zガンダムが治承・寿永の乱ならば、ファーストガンダム「1年戦争」をそれ以前の歴史
に当てはめてみることはできるか?という検証をしてみます。



さて、おさらいですが、ガンダムの世界においてスペースノイド達の溜まった憤懣は

宇宙世紀0079年1月3日に地球連邦政府に対して、完全な独立を求めて宣戦布告。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

として発現。
この宣戦布告後のいわゆる「1年戦争」は、戦乱の先触れに過ぎなかった
この後、「グリプス戦役」(Zガンダム)、「第一次ネオジオン抗争」(ZZガンダム)と大小様々な戦争が勃発し続ける。


これは治承・寿永の争乱(源平合戦)』の前にあった「保元/平治の乱)」のようなもの、と、言えなくないか?。




……

………( ゚д゚)

はっきり言おう、この試みはカスであったと!つじつまも符合する点もあまり思いつけないッス〜。<敗北宣言

あまりにも戦いの内容が違いすぎる…oTL

とはいえ無理矢理解釈をするなら、
保元の乱は天皇×上皇という単純な覇権争い、という一面だけみれば連邦×ジオンと言えなくもないとえば、まあ言えなくもない、みたいな?…蛇足。

■保元の乱とは
崇徳上皇と鳥羽法皇の確執に端を発し、後白河天皇と崇徳上皇が対立。後白河天皇は源義朝・源頼政・平清盛・足利義康らと上皇方に奇襲をしかけ、これに成功。上皇側には源為義・源為朝・平忠正らが味方し、親兄弟同士で敵味方となる惨劇が行われた。

■平治の乱とは
保元の乱に勝利した後白河天皇は「王土思想」を強く打ち出し、全国の荘園・公領を天皇統治せんと「荘園整理令」を発令。この政策に信西を登用、またこれを円滑?に推進するため軍事貴族・平清盛を厚遇。そのうちに反信西派がクーデターを起こし、続いて二条天皇親政派が出現(平清盛が二条天皇を保護)、後白河院政派は源義朝を頭にクーデターを仕掛けるが潰滅。


というわけで、ガンダム世界の「1年戦争」とはほとんど合致するような内容はないのですが、子が父を殺し、またその子を妹が殺す、というネタをザビ家が展開。このあたりは父を弟を殺す源義朝あたりとちょっとカブるかも。

平治の乱は「地球連邦軍」勝利で終わった1年戦争後、地球連邦がその後たどる内紛の”種”が育つのに似ている、などとこじつけてみることもできますか。メチャクチャ加減が「デラーズ紛争」の様相を挺しているとも思えなくもないwww

ゴッシ〜(後白河法皇)あたりに「ワタシは帰って来た〜〜〜!」などと吼えてもらいたいところです。
とすると、稀代の悪女ということで、ベクトルは違いますがニナ・パープルトン=丹後局という説はどうか?…

これにて源平の構図変換終了。

[目次にモドル]

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