● ● ● ●第六夜 ● ● ● ●
治承・寿永の争乱=「グリプス戦役」
さあ、ここからガツンとZガンダムの話を一気に書きますよ!
まずはグリプス戦役の予習を。
■グリプス戦役とは
グリプス戦役(ぐりぷすせんえき)は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』において描かれた架空の戦争・連邦軍同士による内乱である。連邦内部の軍閥であるエゥーゴとティターンズの戦いを軸に、終盤アクシズを交えて三つ巴で戦われた。「グリプス戦争」とも呼ばれる。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
そう、このエゥーゴ×ティターンズ×アクシズの三つ巴で戦われた、というのが重要!
当サイトではよく源平合戦は「源氏×平家」ではなく「鎌倉×平家×木曽」だと豪語しているのですが、”ガンダマーに説明するのに最も適した情勢”がこのZガンダムの世界なのです。
賢い皆さんにはもうお分かりでしょうが、以下のような無理矢理変換できるです。
鎌倉源氏(+東国武士団)→エゥーゴ
平家(+官軍/西国武士団)→ティターンズ
木曽源氏→アクシズ(ネオジオン)
他に有効勢力として
連邦政府の『くさった』上層部→朝廷(後白河法皇はじめ甘い汁を吸う有力貴族)
山門/寺院→中立コロニー
奥州藤原氏→木星人(ジュピトリス)
図で説明してみると
【源平世界】
【Zガンダム世界】
こんなふうになります。
さてその根拠は?
地球連邦
は統一国家の中枢であり、これは朝廷で間違いないでしょう。
ティターンズ
は地球連邦軍内にジオン残党の追討目的で組織され、アースノイド至上主義とエリート思想を持つ軍事集団。一時は地球連邦軍の全権掌握するまでに勢力拡大するが、非人道的で強引なやり方が反対勢力を生み出す。 これが平家。
コロニー
はスペースノイドですが地球連邦に屈しているが積極的な協力もしない。これはムリっぽいこじつけですがこっちを山門(比叡山)をはじめとする悪僧・神人集団とします。もう少し言えば貴族や皇族といった有力荘園領主も含んでいいでしょう。本来ならもっと大規模な武力を持っている勢力にあてはめたいのですが、怒らせたら怖い(サイド3=ジオン公国の教訓)という意味もこめてv
木星人
は「木星帰り」と呼ばれる木星資源採掘船に属していた人々で、地球連邦に属すも、シロッコをリーダーとして独自の行動をとる。というわけで中央・鎌倉に強調姿勢をみせるも独自文化を築こうとした奥州藤原氏。
エゥーゴ
はティターンズのやり方に反発して出来たレジスタンス集団。スペースノイドの急進派や元地球連邦軍兵などで構成され、確固たる指揮系統はない。宇宙産業系企業の参加等で連邦と戦うだけの武力を持っている。Zガンダムにおける主役級のカミーユやクワトロ等の属していたのもエゥーゴで、搭乗していた強襲巡洋艦がアーガマ。敢えて言うならこれが義経一派であってもよいかと。カミーユもTV版じゃ死にはしないけど酷い事になってるしwww 当初エゥーゴはティターンズ打倒で動いていたためネオジオンとは敵対していなかったが、後のZZガンダムでネオジオンの地球圏制圧を阻止せんと動く。 この複合的組織が鎌倉源氏と北条氏をはじめとする東国武士団。
ネオジオン軍
=アクシズ、ジオン軍残党で結成され、ティターンズの本来の目標である勢力。ミネバというザビ家の遺子を祭り上げてジオン復興を目指す。これはかなり迷ったのですが、ここに木曽を持ってきました。北陸宮を擁護し、次の天皇に押し立てようとしたあたりは少し似ているかなと。エゥーゴとの関わりについても中立・和議決裂・討伐といったキーワードがしっくりきたのでこの構図に。
ああ、疲れた…
ここまで書いてきましたが、ガンダムと源平では、ご存知のとおり戦争経過も違えば結末も違います。
ただし「ティターンズ潰滅(平家滅亡)」や「エゥーゴの地球連邦軍正規部隊化(鎌倉の朝廷服属←うわべだけだが)」などピンポイントで見れば合致しなくもない点が出てきます。
[目次にモドル]
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